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愛を求め、愛に裏切られ、それでも愛を信じた女たちのドラマティックな人生

ファスビンダーと美しきヒロインたち


「マリア・ブラウンの結婚 [ニュープリント]」
(1979/120分)
出演:ハンナ・シグラ、クラウス・レーヴィチュ
ファスビンダーの名を一躍世界に轟かせた最高傑作!本国ドイツで大ヒットを記録し、日本でも公開当時ニュー・ジャーマン・シネマの代表的な作品として大きな話題を集めました。第二次大戦末期から’54年ドイツが復興の兆しを見せ始めるまでの約10年に渡るヒロインの人生を戦後ドイツの社会学考察と共にドラマティックに映像化した本作。己のすべてを犠牲にして望んだものが手に入った時、自信の自己崩壊が待っていたという悲劇の主人公をドイツが誇る名女優ハンナ・シグラが熱演。彼女は見事ベルリン映画祭で銀熊賞を受賞します。ラジオ放送や効果音を巧みに用い時代相を演出しつつ、全人生を愛に賭けたヒロインの姿をロマンティックに描いたこの映画は究極の“女性映画”といえるでしょう。

「ローラ」
(1981/115分)
第二次大戦中にアメリカに渡り、ハリウッドで数多くの傑作メロドラマを作り続けた巨匠ダグラス・サークと’70年代に出会ったファスビンダーは彼から多くの影響を受けています。映画史に幾度となく登場する永遠のヒロイン“ローラ”。ジョセフ・フォン・スタンバーグ監督の名作「嘆きの天使」(’30)を1950年代ドイツに置き換え、田舎の歌姫と気まじめな小役人のメロドラマへと大胆に変更したファスビンダーは、往年のアメリカ映画へのオマージュを捧げつつドイツ成長期の精神的退廃を見事に映像化。室内の場面で赤、青、黄、緑といった人口光を使用したゴージャスで奇抜な撮影に同性愛者でもあった彼の美意識が光っています。

「マルタ」
(1975/112分)
ノワール系の作家コーネル・ウールリッチの短編に似ていると出版社から抗議を受け製作側が改めて映画化権を獲得したいわくつきの1本です。世間知らずのブルジョワ娘が結婚した男は潔癖性のサディスティックな男。設定の不条理さが’70年代ドイツ市民社会の抑圧された結婚生活を辛辣にあぶりだします。マーティン・スコセッシ、フランシス・フォード・コッポラの作品で世界的な撮影監督となったミヒャエル・バルハウスによる鏡を多様した映像がヒロイン、マルタの孤独な内面を見事に表現。イプセン作「人形の家」のブラック・ヴァージョンともいえる本作は、エキセントリックなメロドラマでありながら心理サスペンスの要素も加味された傑作です。

12/14(土)〜22(日)※火曜休館

上映スケジュールはこちら

(1作品につき)一般1500円、学生1300円、シニア1000円、3回券3600円

(1作品につき)1300円

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