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ストーン・ローゼズファン感涙のドキュメンタリー

ザ・ストーン・ローゼズ:メイド・オブ・ストーン

2013/イギリス/カラー&モノクロ/配給:ビーズインターナショナル

監督:シェイン・メドウズ 出演:ザ・ストーン・ローゼズ(イアン・ブラウン、ジョン・スクワイア、レニ、マニ)他

1987年、マンチェスター。鈍色の空の下、ザ・ストーン・ローゼズと名乗る4人の男たちは2枚のシングルをリリースした。この曲が原動力となり、シルヴァートーン・レコーズと契約。89年にアルバム『ザ・ストーン・ローゼズ』をリリースする。ダンス・フロアに充満する快感をロックのステージにぶちまけた彼らの音楽は、まさに当時の若者たちが切実に求めていたものであり、形骸化していたニュー・ウェイヴに引導を渡す役割も担ったのだった。そして、人気が絶頂を迎えていた90年5月27日。彼らはリヴァプール近郊のスパイク・アイランドで2万7千人を集めて野外ライヴを行い、伝説となった…。

この映画はそうした彼らの輝かしい軌跡を賞賛する伝記ではない。96年の解散から15年後の2011年10月18日から再び始まったザ・ストーン・ローゼズの活動を最も近くで記録したドキュメンタリーである。監督はシェイン・メドウズ。『THIS IS ENGLAND』で英国アカデミー賞にノミネートされたメドウズはザ・ストーン・ローゼズのいちファンでもあり、彼らに人生を変えられた多くの若者のうちのひとりでもある。
ドキュメンタリーでありながら、カメラを通しての客観性を重んじるのではなく、メドウズの眼を通しての主観性によって本作品は編まれている。昨年のアムステルダム公演でドラマーのレニが突然会場から立ち去って公演が途中で中止になった際も撮影を取り止め、あくまでも今回の再結成を祝福しようとする姿勢を貫き通した。それはファンが抱く心情と同様のものであり、だからこそメドウズはファンの姿を描くことにも多くの時間を割いている。今回の再結成が単に古き良き時間をもういちど共有するものではなく、再びファンと共にバンドが新たな道を歩み始めたことを映像を通して、メドウズは告げているのだ。
そして、バンドにとってもメドウズにとっても日本のファンは特別な存在なのだ、ということがエンドロールで明らかになる。昨年の再結成以来、世界各国でライヴを行なってきた彼らをカメラで捉えてきたメドウズが、なぜエンドロールをこのように編集したのか。日本のファンは常に変わらぬ愛情をザ・ストーン・ローゼズに注いできたという事実を、メンバーだけでなくシェインも感じ取っているからこそのエンドロールであり、日本のファンはこれを目にするだけでも劇場に足を運ぶべきである。

1/11(土)〜24(金)※火曜休館

上映スケジュールはこちら

なし

一般 1700円、学生1400円、シニア1000円

1400円

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