ご注意:KAVCキネマの上映プログラムは、やむを得ない事情で変更の可能性もございます。お手数ですが事前にご確認下さい。

新サービス お知らせメール機能

お知らせメール機能使い方

※ご登録いただいたアドレスは、作品上映日のお知らせが終わりましたら自動的に削除されます。

※ドメイン指定受信をご利用の場合は、ドメイン「kavccinema.jp」をご設定ください。

永遠のオリヴェイラ マノエル・ド・オリヴェイラ監督追悼特集

2015年に106歳で他界した、映画の世紀を代表する巨匠、マノエル・ド・オリヴェイラの追悼特集。
挫折した愛の四部作の1部を形成する、まぼろしの大作『フランシスカ』Francisca(1981年/166分/カラー)などを上映!

上映作品:
レステロの老人
2014年/19分/カラー
監督・脚本:マノエル・ド・オリヴェイラ
撮影:レナート・ベルタ
出演:ルイス・ミゲル・シントラ、リカルド・トレパ、ディオゴ・ドリア
ポルトガルの大航海時代を詠った国民詩人カモンイス、「ドン・キホーテ」の作者セルヴァンテス、『破滅の恋』の原作者である19世紀ポルトガル・ロマン派の小説家カステロ・ブランコ、20世紀初頭の詩人パスコアイス。4人の文学者がポルトガルの過去と未来について語り合う。タイトルである”レステロの老人“は、大航海時代の栄光に異を唱える人物として、カモンイスの詩『ウズ・ルジアダス』の中に登場する。

フランシスカ
1981年/ 166分/カラー
監督/脚本 マノエル・ド・オリヴェイラ
原作 アグスティナ・ベッサ=ルイス「ファニー・オーウェン」
撮影 エルソ・ロク 録音 ジャン=ポール・ミッシェル 音楽 ジョアン・バイシュ
美術 アントニオ・カジミーロ 衣装 リタ・アゼヴェド・ゴメス 編集 モニク・ルトラー
出演 テレサ・メネデス、ディオゴ・ドーリア、マリオ・バローゾ、マヌエラ・ド・フレイタス、セシリア・ギマランイス、パウロ・ローシャ
エグゼクティブ・プロデューサー パウロ・ブランコ 製作 V.O.フィルメス
1850年代のポルト。小説家カミーロ・カステロ・ブランコと友人のジョゼ・アウグスト、そして「フランシスカ」と呼ばれる英国人の娘ファニー・オーウェン、実際にあった3人の恋の物語をもとに、アグスティナ・ベッサ=ルイスが書いた小説「ファニー・オーウェン」の映画化作品。二人の男に愛されたフランシスカはジョゼを選ぶが、3人の関係は悲劇的な結末を迎える。 『過去と現在 昔の恋、今の恋』、『ベニルデまたは聖母』、『破滅の恋』とともに「挫折した愛の四部作」を構成する。
オリヴェイラが、プロデューサーのパウロ・ブランコと組んだ最初の作品。以後、ブランコは20年以上にわたり、オリヴェイラの全盛時代を支えた。

アニキ・ボボ
1942年/71分/モノクロ
監督・脚本:マノエル・ド・オリヴェイラ
撮影:アントニオ・メンデス
出演:ナシメント・フェルナンデス、フェルナンダ・マトス、オラシオ・シルヴァ
オリヴェイラの長篇デビュー作。陽光降り注ぐポルトの街を舞台に、躍動するアナーキーな少年少女たちを縦横無尽に活写してネオレアリズモの先駆的作品と見なされる。「アニキ・ボボ」とは警官・泥棒という遊びの名前。 幼い恋の冒険を「罪悪」と「友愛」の寓意へ変貌させる演出のスケール感はすでにして巨大。

春の劇
1963年/91分/カラー
監督・脚本・撮影:マノエル・ド・オリヴェイラ
出演:ニコラウ・ヌネス・ダ・シルヴァ、エルメリンダ・ピレシュ、マリア・マダレーナ
16世紀に書かれたテキストに基づいて山村クラリェで上演されるキリスト受難劇の記録。自ら「作品歴のターニングポイント」と述べる本作でオリヴェイラが発見したのは「上演の映画」という極めて豊かな鉱脈だった。一見して不自然な「虚構」のドキュメントだけが喚起する謎と緊張。前人未踏の「映画を超えた映画」の始まり。

過去と現在 昔の恋、今の恋
1972年/115分/カラー
監督・脚本:マノエル・ド・オリヴェイラ
撮影:アカシオ・ド・アルメイダ
出演:マリア・ド・サイセット、マヌエラ・ド・フレイタス、ペドロ・ピニュイロ
長篇劇映画第三作。ヴィンセンテ・サンチェスの戯曲「過去と現在」を監督が自ら映画用に翻案。『フランシスカ』に至る「挫折した愛の四部作」の第一部にあたる。現在の夫に心を開かず、事故死した最初の夫への想いを募らせる妻ヴァンダを中心に、過去と現在、死者と生者の間を交差する奇妙な愛が描かれる。

カニバイシュ
1988年/91分/カラー
監督・脚本:マノエル・ド・オリヴェイラ
撮影:マリオ・バローゾ
出演:ルイス・ミゲル・シントラ、レオノール・シルヴェイラ、ディオゴ・ドーリア
『過去と現在』から音楽を担当してきたジョアン・パエスとともに作られたオペラ・ブッファ映画。厳かに進行する貴族たちの晩餐会は、やがて、タイトルが予告する驚愕の食人場面へ。人間と動物、人間と機械、見せかけと本質…ヴァイオリンの調べに乗ってあらゆる境界が軽々と侵される。

ノン、あるいは支配の空しい栄光
1990年/110分/カラー
監督:マノエル・ド・オリヴェイラ
脚本:マノエル・ド・オリヴェイラ、ジョアン・マルケス
撮影:エルソ・ローク
出演:ルイス・ミゲル・シントラ、ディオゴ・ドリア、ミゲル・ギリェルメ、ルイス・リュカ
1974年、独立戦争が長期化していたアフリカのポルトガル植民地で、疲弊した兵士たちは植民地戦争の意味と自国の歴史を振り返る。カモンイスの叙事詩「ウズ・ルジアダス」、アントニオ・ヴェイラ神父、フェルナンド・ペソア、ジョゼ・レジオなどの文学作品に想を得て、ローマ時代から20世紀まで、ポルトガル民族の2000年にわたる歴史の中の四つの敗北の物語を描く、オリヴェイラによる壮大な歴史・戦争映画。

神曲
1991年/141分/カラー
監督・脚本:マノエル・ド・オリヴェイラ
撮影:イワン・コゼルカ
出演:マリア・ド・メデイロス、ミゲル・ギリェルメ、ルイス・ミゲル・シントラ
「精神を病める人々」の表札が掲げられた邸宅で、アダムとイブ、キリスト、ラスコリーニコフ、 ニーチェのアンチ・キリストら歴史的文学作品の登場人物たちが、信仰と理性と愛についての議論を戦わせる。西洋古典の深奥に分け入りながらも「まったく未知なものとして、絶対的な驚き」とともに再び映像として蘇らせるオリヴェイラ芸術の真骨頂。

アブラハム渓谷
1993年/187分/カラー
監督・脚本:マノエル・ド・オリヴェイラ
原作:アグスティナ・ベッサ=ルイス
撮影:マリオ・バローゾ
出演:レオノール・シルヴェイラ、セシル・サンス・ド・アルバ、ルイス・ミゲル・シントラ
フロベール『ボヴァリー夫人』をもとにポルトガル文学の巨匠アグスティナ・ベッサ=ルイスが原作を執筆。彫琢された言葉の響きとオリヴェイラの完璧な映像が火花を散らす“文芸映画”の最高峰。監督が追求し続ける女性美が、主人公エマを演じるレオノール・シルヴェイラと洗濯女を演じるイザベル・ルトの両極に具現する。
フィルム提供:東京国立近代美術館フィルムセンター

階段通りの人々
1994年/96分/カラー
監督・脚本:マノエル・ド・オリヴェイラ
撮影:マリオ・バローゾ
出演:ルイス・ミゲル・シントラ、ベアトリス・バタルダ、フィリペ・コショフェル
リスボンの街路を舞台にした群像劇。「すべての私の映画同様、『階段通りの人々』は人生から沸きだした特別な何かだ。それは貧しくて周縁にいる、ほとんど忘れられた人々の目を通した真の人間性のポートレイトだ。これは1920年代の映画、初期映画への回帰を示す映画なのだ」。
フィルム提供:東京国立近代美術館フィルムセンター

永遠の語らい
2003年/95分/カラー
監督・脚本:マノエル・ド・オリヴェイラ
撮影:エマニュエル・マシェエル
出演/ レオノール・シルヴェイラ フィリッパ・ド・アルメイダ カトリーヌ・ドヌーヴ
ボンベイにいつ夫に会いにいく途中、地中海の文明のルーツを巡る旅をする妻と幼い娘。ヨーロッパからアフリカ、そしてアラブ地域へ、二人は各地の名跡を辿りながら人類の歴史・文明について語り合う。西洋文明の遥かなる歴史を振り返りその未来を見つめた物語。

10/15(土)〜

上映スケジュールはこちら

お知らせメール機能

メールアドレスを入力し、登録ボタンを押してください